育児と仕事(経営理念と向き合う)


24時間365日戦える営業マンを作りあげます。ホームページコンサルタント山田直毅(なおたか)です。


何故私は会社を作ったのでしょうか。理由を紐解くために、大切な人物をご紹介しましょう。私の娘です。ちなみに、写真はフリー素材なので、私の娘ではありません(笑)


ご存知の方もいらっしゃると思いますが、私はシングルファザーでした。そして、娘は生まれながらに障がいをもっています。


私がサラリーマンを辞めたとき、娘は小学校進学を目前にしていました。障がいをもっている子どもは、教育委員会や進学先の学校の教員が直接面接を行い、障がいの程度を確認し、進学先で受け入れることができるか吟味されます。


面接は平日の昼間に開催されますので、その都度会社を休んで行くというわけにもいきません。サラリーマンでしたら、そう考えてしまうのですが、個人事業主は時間割を自由に変えることができます。ためらいなく面接に臨めるのです。


サラリーマンを辞めて個人事業主になった結果、自分の思惑通りに時間を割り振ることができるようになりました。育児の時間を増やし、ビジネスの時間とのバランスをとりたいと考えていた当時の私にとって、個人事業主の道を歩むことは、最良の解決策だったのです。


育児は効率化できない部分が多いと私は思っています。育児においてもっとも必要なことは「子どものそばにいること」なのです。何かをテキパキやれば良いというものではありません。風邪をひいてぐったりしている子どもを抱っこして、しばらくじっとしていることもあります。その間仕事はできません(笑)


「育児は効率化できない」「育児はその場にいなければできない」ものなのです。育児とビジネスを両立させるためには、育児の時間を確保すること、自由に時間をやりくりできることが大切なのです。


私の娘は成長速度が遅く、成人しても介助が必要であることがわかりました。一人で生きていくことはなかなか難しそうなのです。おそらく私が死んでしまっても後見が必要でしょう。


子どもはいつか手が離れるもの。二十数年で手元を離れていってしまうかもしれない。そう思うのが一般的ですが、手の離れない子どもがいるとしたら、いかがでしょうか。考え方を変えなければいけませんでした。


私には時間を自由にやりくりすることができる仕事環境が必要だったのです。そして、その仕事環境を長く維持しなければなりません。必要に迫られて出した結論が「会社をつくる」ことでした。