何故サラリーマンを辞めたのか(経営理念と向き合う)


24時間365日戦える営業マンを作りあげます。ホームページコンサルタント山田直毅(なおたか)です。


何故私は自分の会社をつくったのでしょうか。理由を紐解くために、会社を作る前に通った道を思い返してみます。会社を作る前・・・、そう、会社を辞めたのです。


私が会社を辞めた理由は契約期間満了のためでした。当時、私は年俸制の会社に勤めていました。年末恒例年俸交渉の席で、金額を交渉するどころか、来期4月からは契約を継続しないと告げられたのです。


これだけ読むと、暗い話!リストラじゃない!と思われてしまいますね。当時は、落ち込みました(笑)しかし、今はこう思っています。「前向きになるきっかけを受け取った」と。その結果、私は独立し、現在に至っているのですから。


リストラの意図はあったと思います。とは言え、会社として私を不要と判断した背景には、私が抱えている家庭環境や私のパフォーマンスの問題もあったのでしょう。私が改善しなければならない問題が山積みだったのです。


私の現在の名刺の裏には「学生結婚↑学生離婚↓娘を引き取ってシングルファザーになる」と書いてあります。会社に務めている当時、私はシングルファザーでした。家族に娘の世話をお願いして、働きに出ていたのです。


子育てには問題やハプニングがつきものです。勤務時間中に帰宅を余儀なくされることもありました。


娘が入院した時には、完全付添が必要になり、病院と会社を往復して疲れをためたり。ストレス発散のために飲みすぎて、フラフラで会社にいくなど・・・。プライベートは不安定でした。


プライベートが不安定な状態では、ビジネスで力を発揮できなくなります。逆に、ビジネスが不安定な状態では、プライベートが落ち着かないものになります。


こういう経験をしたことはないでしょうか。家庭ばかりに目を向けていたら仕事がうまく行かなくなった。恋愛に没頭していたら、仕事に手がつかなくなった。仕事ばかりやっていたら、家族から見放された。


プライベートとビジネスはシーソーのようなバランス関係で成り立っています。プライベートが不安定な当時の私は、ビジネスでパフォーマンスを発揮できていなかったのです。


私が会社を辞めたのは、プライベートとビジネスのバランスを崩し、パフォーマンスが発揮できない状態になっていたためでした。パフォーマンスの崩れが大きかったので、契約を解除されてしまったのです。


解雇を目前に私は気付きました。私がプライベートとビジネスを両立するにはサラリーマンは向いていない。そして決心しました。「自分が自分の時間をコントロールできる個人事業主の道を進もう」と。