子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?
24時間365日戦える営業マンを作りあげます。ホームページコンサルタントの山田直毅(なおたか)です。
「すぐに答えてはいけない質問がある。」この本を読んで感じたことはシンプルでした。
「子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?」は、この質問に対して、8人の識者がそれぞれの意見を書き綴った一冊です。子ども編と大人編にわかれていて、お子さんも読むことができるようになっています。親子で読むのも良いですね。
皆さんは、この問に対する答えをもっていますか?子どもに訊かれたらなんと答えますか?このテーマについて一度も悩んだことがない方は、是非この本を読んでみてください。
私が今まで持っていた答えは「何歳になっても初体験がある。その時に最善の解決ができるように。」でした。この本の巻末に書かれている後書きに「未知なる状況に接してもろうばいすることなく、道理を見極めて対処する能力」福沢諭吉の「文明教育論」の一節が書かれていました。
偶然にも私の考えと一致したのです。間違えたことは言ってなかった。少しほっとしました。しかし、全体を読み終えて感じたことは「すぐに答えてはいけない質問がある。」でした。
大人は子どもに答えを安易に教えすぎてしまっている。「子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?」には決まった答えがないのです。この質問に対する答えを持っていることは大切ですが、どんな答えを結びつけるにしても、それを、そのまま子どもに伝えてはいけないのだと気づいたのです。
「パパはこう思うんだけれど、本当はね、決まった答えがない質問なんだ。◯◯はどう思う?」
Yes/Noで答えられる「クローズド質問」では片付けられない。自由に答えられる「オープン質問」がデリケートなテーマほど必要なのですね。