生肉が食べれない

焼き肉チェーン店で発生した食中毒による致死事件。原因となったユッケをはじめとする生肉提供を自粛する飲食店が増えています。生肉大好きな私にとっては非常に残念です。震災後、飲食業界全般の需要が落ち込んでいる中、焼き肉店をはじめとした肉業界がさらに冷え込んでしまいます。

こうなったら肉業界にお金を落とそうと(そんなたいした金額ではありませんが)、地元の焼き鳥店に早速行ってきました。やんわり、刺身系を注文してみましたところ、見事にばっさり切り捨てられ、お店の方の苛立ちを感じる一場面に。業界関係者にとってみれば冗談ではすまされない問題なのですよね。お店の方は行政や保健所と相談して今後の生肉提供を考えますと答えてくださいましたが、そのお店にとってはメニューを丸々1ページ失うほどのインパクト。苛立ちを隠せません。肉業界への影響をこの目で確かめることができました。

電車の中吊り広告には、当事者の社長のひどそうな記事のタイトルが並んでいます。私はこの方が悪いかどうか実のところわかりません。最終責任者として、何らかの責めは負うべきだとおもいますが、こんなに書かれてしまうほどのものなのかと、ちょっとひいています。

私が直接確かめることができたのはこの事件により肉業界が困っているということだけで、渦中の社長についてや、どんな法律があるとか、卸業者のこととか、これに関連する行政機関とかのことはあまりわからないんですよね。悪者は必要だと思うのですが、メディアを見ていると、どうにも偏っている気がしてならないのです。そんな状況で、誰が悪者かをジャッジするのは危険なことだと思います。