苦味はじっくり飲み込むと味がかわる

いやぁ、色々なことが起こります。お客様とうまくいかないこともあります。スタッフとうまくいかないこともあります。人間同士だから自分が思い描いていることはうまくいきません。うまくいかないことは辛いことですが、そもそも自分が思い描いている通りになんていかないのです。自分自身だって自分が思い描いたようになかなか進んでいかないものですよね。他人ならなおさらです。


うまくいかないと感じた時に人間は苦味を味わうことになります。苦味を味わった結果、当然のように反発が起こります。感情的になったり、自分を見失ったり、諦めたり。いつもどおりでいることは難しいことだと思います。


個人的な考えですが、苦味はどのように味わうかで味が変わるものなんじゃないかと思います。不味いからといって一気に飲み込むと反発が強くなることがあります。苦味はじっくり飲み込むことで味が変わるものなのです。じっくり飲み込むとどんな味になるかというと、一種の快感のような、(ちょっと)危険な味です。一種の自己満足かもしれません。


人生は苦味を味あわずにはいられないほど長く、波長があわせられない人間はたくさんいます。ですから苦味を感じることは幾度となくあります。その苦味とどうやって付き合っていくかを自分のなかで決めておくと、意外と楽に乗り越えられることがあります。


こんな苦味はじっくり飲み込んでしまおう。あら、意外と美味しいじゃない。