自分という媒体


会社の経営者や営業は自分自身が媒体にならなければならない。そう考えるようになったのは、本格的に営業をはじめてから半年くらいたってからのことでした。ブログを平日毎日書くことにしたり、自分名刺を作ったり、自分を紹介する冊子を作ったり、自分を宣伝することを意識して営業に取り組むようになりました。自分の中でも「変化」が生まれました。


そもそも、自分のことをさらけ出すのは怖いことですよね。何かしらの嫌がらせを受けるのではないかと心配に思う方が多いと思います。Facebookというサービスがあります。Facebookは実名を登録することがサービスの特徴の一つになっています。プロフィール写真に本人とわかる顔写真を登録する方も多いです。日本人はこれらをいまだに嫌がっているところがあると言われています。表に出るのが嫌い、でしゃばりが嫌い、秘密主義という見方もありますが、自分を知られることによって何か面倒なことに遭うのではないかと不安になるというのが実のところだと思います。


いろいろな営業の方とお会いしていますが、秘密主義の営業の方には会ったことがありません。(営業スタイルとして「あの人は謎めいている」と思わせるテクニックはあるかもしれませんが、)営業は自分のことを相手に知ってもらい、お客様と信頼関係を築いて、お客様から仕事を頂く立場にありますから、当然といえば当然です。お客様とのハードルをさげる、いわゆるアイスブレーキングをいかにうまく進めるかに知恵を絞った結果、自分を媒体化していくのです。


http://www.so-ing.jp/
ご縁を頂きまして株式会社創INGの倉田社長とお会いする機会を得ました。倉田社長はご自分を紹介する冊子を作ってらっしゃいます。この冊子の内容が赤裸々過ぎて、笑いあり涙あり。「自分の冊子を作るにあたり、今までの自分の人生の棚卸ができた」と倉田社長はおっしゃいます。おっしゃるとおりだと思いました。自己を開示することにより、記憶や人生の棚卸をすることができるのですね。そして冊子にするという行為により、今までの苦労をしっかりと消化してきた自分を認めることにもつながる。これは自分の強みを認めるスイッチにもなるのではないかと思いました。ちょうど私の中で生まれた「変化」とも通じています。株式会社創ING様では起業家や中小企業のための「営業ツール作成集約パック」を制作しています。ご興味がある方は、是非お問合せください。