残業をしないコツ(実践編)[6]

お客様を動かす作業>同僚を動かす作業>自分だけが動けばいい作業の順でタスクの優先順位を割り振る

一日に色々な作業があると優先順位の割り振りに悩むことがあります。悩むことはタイムロスにつながりますので極力避けるべし!という考え方はTODOリストの時にお伝えしました。そこで、作業を主体者毎に分解して優先順位を割り振る方法をご紹介します。


まず一番はじめに優先すべきなのは、お客様を動かす作業です。自分だけが動けばいい作業は自分の都合で進めることができますが、他の人にお願いしなければいけない作業をまず動かさなければいけません。お客様の決定によって作業の可否が決まるシーンが多々ありますから、まずはお客様を動かすことによって、作業の進捗を確保します。


次に優先すべきなのは、同僚を動かす作業です。自分だけが動けばいい作業を後回しにするという考え方を軸にしていますので、人を動かすことをまずは優先します。


最後に自分だけが動けばいい作業にとりかかります。この作業は、自分の中で作業イメージがある程度固まっているので、リスクが低い作業です。


イメージとしては、他の人をぽわーんと投げ出して、自分がひたすら走り、他の人が着地したらまたぽわーんと投げ出して、また自分が走るという感じです。


人にお願いしなければいけない作業の振りを後回しにしてしまいますと、作業がどんどん遅れてしまいます。今日中にやらなければいけない作業の振りを忙しいからといって夕方にしたとします。果たして定時内に終わるでしょうか。その作業がお客様との調整を行わないと完了しない作業だったら、今日中というデッドラインも守れなくなる恐れがあります。