ライオンキング初体験


私34年間生きていますが、未だに体験していないことのなんと多いことか。本日は珍しく、1日で2つの初体験をしました。今日は私の奥様の誕生日!!
劇団四季「ライオンキング」を観に行ってきました。


開演は18:30・・・、しかし、御存知の通り台風直撃のさなか。都内の交通機関は麻痺し、劇場への交通路が遮断されていきます。私の奥様は練馬から竹芝を目指して移動しますが、池袋についた時点でJRが動かなくなり、丸ノ内線で銀座を経由して銀座線で新橋に目指すことに。そこで新橋をランデブーポイントにしまして、私も移動を開始しました。17:00過ぎになんとか無事に合流できました。


ご飯を食べようという話になり、スパゲティの「五右衛門」に少し並んでから入り、パスタを注文しました。私はボンゴレ・ビアンコを注文したのですが、ゴマなんちゃらスパゲティが運ばれてきてオーダー間違いが発覚。それからボンゴレ・ビアンコを作ってもらったので、微妙なタイムロスが発生。


18時頃になって、店を後にしまして、目指したのがユリカモメの駅。案の定運転停止になっていて、ユリカモメの駅入口から見えるタクシー乗り場は長蛇の列。この時間新橋は地上・地下ともに全線が停止状態。「これは間に合わない」と思っていたら、都営大江戸線が動いていることがわかり、汐留に徒歩で移動し、なんとか大門にたどり着きました。開演の10分前。駅から出口までは人で渋滞(>_<)


大門から劇場まではこれが大変でしたね。初体験の1つはここで生まれました。まず、地上に出て数分でビニール傘がお亡くなりになりました。傘はささずに行こうということになり、雨に濡れながら劇場を目指しました。よく道がわからなかったのですが(汗)、曲がり角をふと左に見たら劇場が見えたので、お互いに顔を見合わせて「やった!!」と目で合図。


きらきら輝く劇場まであと100メートルというところ、劇場のほんの手前右手にあるマンションの一角に差し掛かった瞬間、ありえない突風に襲われました。立っていられません。よく見てみたら、マンションの側道に植えられている十数メートルは高さがある木の根本の思い金属板がめくれあがり、今にも木がこちらに倒れてきそうな勢い・・・。ちょうど同じ道を通っていたライオンキングファン5、6人で風になぎ倒されて、騒然とした状態になりました。子どももいました。風に飛ばされるのは初体験。


何故か頭の中には「オペラ座の怪人」のメインテーマが。♪ジャチャチャチャチャーン ♪ジャチャチャチャチャーン(笑)風の中に悪魔を見ました。行く手を阻む悪魔の風。そんな妄想を私がしていたら、風が弱まり、うずくまっていた子どもが劇場に向かって突然ダッシュ開始。これはまずいと思って子どもの親もダッシュ。私達も続いてダッシュ。劇場についた時には、スタッフの方々に迎えられて安堵。しかも開演時間は若干遅れて、まもなく開演のアナウンス。ベストを尽くせば、結果はついてくる。そう思いました。


そんな訳で、ライオンキング初体験は、台風のお陰もあり、忘れられないものになりました。公演はとても素晴らしく、感動の連続でした。歌声、喋り方、見せ方、役者の情熱、汗、演奏、全てが心地よい調和であっという間の3時間。公演後には、台風の中会場に駆けつけたファンに役者から感謝のスピーチ。ライオンキング6回目(?)の私の奥様もスピーチは初体験だったようで、「すごい!」と感激していました。