残業をしないコツ(実践編)[4]

定時1時間前に着陸準備を始める

仕事始めをフライトでいうところの離陸と考え、仕事終わりを着陸と表現します。ついつい残業をしてしまう人には、着陸しようとする姿勢が見られないケースが多いのです。


定時の1時間前くらいになったら、定時に帰宅するイメージを頭に描いて仕事に取り組みます。野原に不時着するのではなく、空港の滑走路にしっかりと着陸するようにしましょう。仕事終わりには、煩雑な作業が意外と存在します。日報を書いたり、クライアントに作業を報告したり、作業を明日に引き継ぐためにクライアントとの調整をしたり、その日を締めくくるための作業が立て込みます。こうした作業を定時ぎりぎりになって始めてしまいますと、予想以上の時間がかかったり、クライアントとの調整が難航してしまう等、残業の可能性が高まります。


用事があると急に定時帰宅モードになる方がいますが、日頃から定時上がりの練習をしておかないと、中途半端な引継ぎや締めくくりを余儀なくされ、クライアントや同僚に迷惑をかけることがあります。


仕事始めには1日の段取り(離陸)を、仕事終わりには1日の締めくくり(着陸)を。