残業「申請」制度から残業「申告」制度

シャープウェッジには残業を「申請」する制度があります。本日その制度を、残業を「申告」する制度に変更しました。自分自身この2つの言葉をあまり意識して使っていませんでしたが、「申請」には可否が伴うのに対し、「申告」には可否は伴わないという違いがあります。今までは残業を「申請」して上長の許可を得る制度でしたが、本日から上長の許可を不要にしました。(スタッフからの要望を実現しました。)


これは、残業申請制度が次のステップに移ったことを意味しています。私たちの頭の中から「だらだら残業」という文化が洗い流され、タスクとタイムを管理する習慣が身についた結果踏み出せた一歩です。残業申請制度を経て、多くの成果と弊害が生まれました。成果としては、常に時間を意識することや早く退社できること。弊害としては、自分勝手な終業、残業の偏り、売上の低下等々。今後はどんな作業のために残業をしてしまったのかを会社全体で共有し、チームで助け合い、フォローを充実させていこうと考えています。


何にしても制度の維持は難しいものです。関係者の思想がうまく切り替われば制度は不要なものになります。しかし、そこに甘えが生じてしまうのが人間。思想を切り替えて、それを維持して行くサイクルを繰り返していく必要があります。