メッセンジャー

9月からメッセンジャーの社内利用を禁止した。文字情報が送信できるツールとしての有用性は高いが、コミュニケーション上の弊害が多いと感じたからだ。

これらは非常に悪い例だ。何故言葉を発してはいけないのかとさえ思ってしまう。


何事も意識が大事だ。コミュニケーションツールは便利であるが、何も意識せずに使用してしまうと、残念なことに、人間は自己防衛的な行動に走ってしまいがちだ。


会話があれば、どんな作業をその人が担当しているか周囲にわかる。恥ずかしい質問でも、それを質問しなければいけない自分を恥じ、それでも前進していきたいという意欲を周囲にアピールすることができる。同時に周りはその人をもっとケアしなければいけないという危機感を持つ。謝らなければいけないことは責任をもって謝り、上司にしっかりと報告をするべきだ。その先には大事なお客様がいるのだから。


独り言を言っても皆に聞こえるような(狭い事務所)環境にいるのに、言葉を発して物事を伝えるチャンスを敢えて失っているのだ。会話することができないのに、文字面だけでどれ程の事が伝えられるのだろう。


会話は非常に重要だ。会話は意味を明確にもった音だ。音は勝手に周囲に共有されてしまう。会話がなくなると限られた関係者だけが状況を把握していて、周りの人は状況を把握していない事態にしばしば陥る。問題が大きくなって、「そんな大事なことを、何故早く言わないんだ。」という展開になる。それでは遅いのだ。情報は積極的に配信しないと意外と伝わらない。情報を積極的に発信していないのに、周りが動いてくれない助けてくれないと思うのであれば、それは自分自身が怠惰なのに人に努力を求めていることと同じではないか。


積極的に会話をして、自分をアピールしてほしい。