保険料

24時間365日戦える営業マンを作りあげます。ホームページコンサルタント山田直毅(なおたか)です。


保険料が確定する時期ですね。住民税の数字を見て、保険料の数字を見て、毎度ながら「こんなに払うのかぁ」とため息が出てしまいます。


練馬区は住民税を基に保険料を算定するシステムを採っています。税源移譲で住民税が上がっていますので、保険料に響くんじゃなかろうかと思っていましたが、しっかり調べてみると、総額があまり変わらないように住民税に掛ける係数が調整されていることが分かりました。


保険料には以下の3つがあります。

  • 医療分保険料
  • 支援金分保険料
  • 介護分保険料

医療分保険料と支援金分保険料が通常支払う保険料。年度中に40歳以上になる場合は介護分保険料が加算されるようです。ということは…、40歳からは保険料が高くなるということですね。介護分保険料は64歳まで支払う必要があるそうです。保険料は所得割額と均等割額の2つを合算して算出されます。所得割額は住民税×係数、均等割額は固定金額×加入者人数。


所得割額は以下の様に遷移しています。
▼医療分保険料
平成21年度:加入者全員の21年度住民税の68%
平成20年度:加入者全員の20年度住民税の90%
平成19年度:加入者全員の19年度住民税の124%

▼支援金分保険料
平成21年度:加入者全員の21年度住民税の26%
平成20年度:加入者全員の20年度住民税の27%
平成19年度:無し

▼介護分保険料
平成21年度:加入者全員の21年度住民税の13%
平成20年度:加入者全員の20年度住民税の19%
平成19年度:加入者全員の19年度住民税の26%

▼合計(単純計算ですが…)
平成21年度:加入者全員の21年度住民税の107%
平成20年度:加入者全員の20年度住民税の136%
平成19年度:加入者全員の19年度住民税の150%


自分が関係するところだけでまとめると
平成21年度:加入者全員の21年度住民税の94%
平成20年度:加入者全員の20年度住民税の109%
平成19年度:加入者全員の19年度住民税の124%


均等割額は以下の様に遷移しています。
医療分保険料:35,100円(19年)→28,800円(20年)→27,600円(21年)
支援金分保険料:なし(19年)→8,100円(20年)→9,600円(21年)
介護分保険料:12,000円(19年)→11,100円(20年)→11,100円(21年)
支援金分保険料が平成20年度から発生しています。医療分保険料が徐々に支援金分保険料へ移動していることが見て取れます。支援金分保険料という耳慣れない項目ですが、正式には「後期高齢者支援金賦課額」と言われるものです。


均等割額は固定の金額×加入者数で求められますので、世帯の人数が多いほど負担が増える結果となります。建前としてはどんな世帯でも保険料が大きく変動しないように所得割額の係数を調整していると謳われていますが、扶養控除等で住民税が下がることを考慮しても、世帯の構成によっては結構な負担増になるのではないかと思います。