子どもの心のコーチング

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子育ての悩みは私の頭の中の半分くらいを占めています。娘は特別支援学校の小学6年生。言葉をしゃべることができないので、表情とジェスチャーで会話をします。時間に余裕がある時は良いのですが、私がせっかちな性格なので、時間が無い時にはイライラが募って怒ってしまうことがあります。イケてない親です(汗)


最近(ミッション)コーチングを受けることになり、その準備で「コーチング」とは一体どんなものなのかをインプットするために本を何冊か買いました。偶然手に取った一冊が「子どもの心のコーチング(菅原 裕子著)」です。あんまり自分には関係がないかなぁと思っていたのですが、とんでもない勘違いでした。大人がどうやって子どもと接するか。どうやって「ハートフルコミュニケーション」を実践するかを、いくつかの具体的なエクササイズとともに教えてくれた一冊です。


印象的だったのが、日本語で「援助」を英語の辞書でひくと「help」と「support」の2つが並んでいるという話。「help」はできない人のために、その人にかわってやってあげること。赤ちゃんのような何もできない子どもには必要ですが、成長した子どもにとっては、親が子どものやることを奪う自己満足な行為。「support」は、人を「できる」存在ととらえて、そばで見守り、よりよくなるために必要なときには手を貸すこと。この本は、会社でも役に立つテーマを私に与えてくれました。スタッフをサポートしているのではなくて、実はヘルプしてしまっているのではないか。もやもやと抱いていた疑問が、明らかな形になりました。