放っておくと火事になる

「これちょっと良くないな」って思ったことを放っておくと、大きな問題になって、やがて火がついて火事になる。こうなると火を消すのが大変だ。


先日外部のメールサーバが不調になり、2日間メールの送受信が非常に不安定になった。以前も同じようなことがあったが、その時は数分メールが遅れる程度だったので、良いかなと思って放置した。その時に、スタッフから「メールが遅れると仕事にならない」と言われたものの、対応しなかった。


今回の障害は前回と比べ物にならない大きな障害だった。営業に支障がでるレベルだったので、電話対応を中心とする状況に追い込まれた。この障害の後、同じスタッフから「メールが送れないと仕事ができない」と言われ、さすがに深刻に受け止めてメールサーバを自社に構築することにした。あの時にやっておけば、同じ問題で営業に支障をきたすことはなかった。


こうして、外部のメールサーバは不要になったわけだが、今朝ポストに届いていた封書に障害報告とお詫びが書かれていた。外部からの執拗な攻撃が原因と書かれていた。その業者の責任ではなく外的要因が大きな問題ではあるが、この封書を見る前に我々はサービスの切り離しを決定してしまった。


障害ではないが、今日これと似たような経験をして、ひどく凹むことになった。日頃から感じてはいたが、それを見直さなかったために引き起こされた問題だと思った。責任を感じた。火は小さいうちに消しておかなければいけなかったのだ。