税金について義務教育で学べば…

24時間365日戦える営業マンを作りあげます。ホームページコンサルタント山田直毅(なおたか)です。


ある程度の所得があれば所得税や住民税を払います。国民のほとんどが長い間にわたって支払うことになる税金ですが、これを学校でしっかりと教えてもらった記憶がないのです。


たとえば、年収が○○万円、そのうちボーナスが○○万円で、月収は○○万円。月収が○○万円だと、○○円源泉徴収になって、健康保険料と年金が差し引かれて、手取りは○○万円です。年末には「年末調整」をして、所得税の納税額が確定し、過不足が相殺されます。年末調整の時に税金が控除される項目には、××等がありまして、適切に申告するとお得です。また、こういう場合は確定申告が必要ですので…、云々。簡単なシミュレーションするだけでその仕組が漠然とでも理解できたはずなんですが。


自分自身、高校生でアルバイトを始めて、計算したよりも少ない金額を手取りで受け取って不思議な印象を受けたことを思い出します。「98万円」や「103万円」という謎のハードルがあって、それを超えると「扶養から外れ親から怒られるかもしれない」という怖さもありましたが、その時はまったく訳がわからなかった記憶があります。社会人になると、会社がその辺りはうまくやってくれるので、まったく理解せずに、納税者を卒業してしまう人もいることでしょう。納税生活が一生の大半続くのに、それについて学習する機会が「自然と」用意されていないのは、いかがなものかと思います。義務教育の間に「税金」というカリキュラムを組み込んでしまってもいいんじゃないでしょうか。