SYLK形式

24時間365日戦える営業マンを作りあげます。ホームページコンサルタント山田直毅(なおたか)です。


データベースにデータを蓄積するシステムを構築する案件では、テーブルのデータをまとめてCSV形式等でダウンロードしたいという要件が挙がることが多い。システム内のデータをファイルとして出力する際にはいくつか回避すべき問題がある。その一つがSYLK形式とCSV形式の勘違いだ。CSV形式でファイルを作る場合、1行目にデータの見出しを入れるケースがある。この見出しの先頭に「ID」という項目を配置すると、直接エクセルでダウンロードしたファイルを開いた時にSYLK形式と勘違いされてしまうことがある。


そもそもSYLK形式とはなんだろうと思い調べてみると「Symbolic Link Fileの略、MicroSoft社のMultiplan で採用された汎用的な保存形式である」と説明されている。知らないし、使ったこともない。シンボリックリンクという言葉自体、サーバのシンボリックリンクと混同してしまいそうだ。


SYLK形式と勘違いされてしまうとエクセルを開いたタイミングで大きな警告ダイアログが表示されてしまい、ユーザが不安になることは必然。これを回避するには「ID」以外の項目名を先頭に割り当てれば良い。テーブルは情報単位で作成されることが多いので、問い合わせ情報のテーブルなら「問い合わせID」の様に変更してしまおう。